昨日は、レブル250の納車日でして、
バイク屋さんのある新潟県長岡市から自宅のある新潟県新発田市まで、
冬の極寒の新潟の道のり約72kmを2時間半ほどかけて乗って帰ってきました。
それで、本日はさっそく洗車をしました。
「1日乗っただけで洗車なんてしなくていいでしょ」
って思われる方もいらっしゃると思います。
しかし実は、冬はバイクの洗車がとても重要な季節です。
理由を知らずに放置してしまうと、春になった頃にはサビだらけ…ということも珍しくありません。
この記事では、
- 冬にバイクが汚れやすい理由
- 冬季洗車を怠ると起こるトラブル
- 寒い時期でも無理なくできる洗車方法
これらを詳しく解説していきます。
冬のバイクは想像以上に過酷な環境にさらされている

冬場の道路には、バイクにとって厄介な汚れが多く存在します。
代表的なのが、
- 融雪剤(塩化カルシウム)
- 乾燥した砂ぼこり
- 雨や雪に含まれる不純物
特に融雪剤は要注意です。
金属を腐食させる力が非常に強く、フレーム、ボルト、チェーン、マフラーなど、あらゆる金属パーツにダメージを与えます。
見た目がそこまで汚れていなくても、実際には目に見えないダメージが蓄積していることが多いのが冬の特徴です。
冬に洗車をしないと起こりやすいトラブル

冬の洗車をサボると、次のようなトラブルにつながります。
① サビの進行が一気に早まる
融雪剤や湿気が付着したまま放置すると、ボルトやチェーンがあっという間にサビてしまいます。
一度進行したサビは、完全に元に戻すことはできません。
② 可動部の動きが悪くなる
ブレーキペダル、シフトペダル、スタンドなど、動く部分に汚れが溜まると動きが渋くなります。
最悪の場合、安全性にも影響します。
③ 春先のメンテナンス費用が増える
「春になったらまとめて整備すればいい」と思いがちですが、
冬の汚れを放置した結果、部品交換が必要になり、余計な出費になるケースも少なくありません。
冬季間の洗車は「完璧」を目指さなくていい

寒い中での洗車は正直大変です。
そのため、冬の洗車では完璧な仕上がりを目指す必要はありません。
大切なのは、
- 融雪剤や汚れを落とす
- 水分を残さない
この2点です。
短時間で終わる洗車でも、やるのとやらないのとではバイクの状態に大きな差が出ます。
冬でも無理なくできる洗車の手順

① 天気と時間帯を選ぶ
気温が比較的高い昼間がおすすめです。
朝夕は凍結の恐れがあるため避けましょう。
② 水洗いは必要最低限でOK
融雪剤が溜まりやすい、
- ホイール
- スイングアーム
- 下回り
を中心に洗い流すだけでも十分効果があります。
③ シャンプーも部分的でOK
全体をゴシゴシ洗う必要はありません。
特に汚れがひどい部分だけ、バイク用シャンプーを使いましょう。
冬の洗車で一番重要なのは「拭き取り」

冬の洗車で最も重要なのが、水分を残さないことです。
洗車後は、
- マイクロファイバークロス
- エアブロー(可能であれば、自分は持ってないが、欲しい!)
を使って、隙間の水分までしっかり除去します。
水分が残ったままだと、
- サビ
- 凍結
の原因になります。
冬でも洗車を続けることでバイクは確実に長持ちする

冬の洗車は確かに手間がかかります。
しかし、こまめに汚れを落とすことで、
- サビにくい
- トラブルが少ない
- 春に気持ちよく乗り出せる
といったメリットがあります。
「軽く洗って、しっかり拭く」
それだけで十分です。
寒い季節こそ、バイクをいたわる気持ちで洗車を続けていきましょう。
きっと愛車は、その分しっかり応えてくれます。

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