失敗しない中古バイク選び~意識すること3選~

バイク

前回の記事で、SUZUKIのST250というバイクを紹介させていただきました。

バイクを手放して2年ほど経過しておりましたが、

ST250のちょうどよさに惹かれ、

中古車ならまたバイク買ってもいいんじゃない?

と思うようになりましたが、私はいままで中古バイクを買った経験がありませんでした。

中古バイクは、車種によっては、現行車を新車で購入するより安く手にいれることができます。

一方で、購入後、すぐに故障して修理が必要となるケースもあると思います。

今回、実際に、中古市場でバイクを探しました。

今回の記事は、16年間のバイクユーザー経験をもとに、中古バイク選びで失敗しないために意識したことについての紹介になります。

私のように、初めて中古バイクを購入する人に刺さる記事になれば、これ幸いです。


必ず“実車を見る”|写真だけでは絶対に判断できない理由

中古バイク選びで最も重要なのが、**現車確認(実車を見ること)**です。

今はネットで写真も動画も見られますが、実際に自分の目で見るのとでは情報量がまったく違います。

写真では分からない部分が多い

写真では以下のような細かい劣化の判断が難しいです。

  • 小さな傷や錆
  • オイルにじみ
  • エンジン周りの汚れ
  • 樹脂パーツの劣化やひび割れ
  • 走行距離以上の“やれ感”

また、写真は光の当たり方でかなり印象が変わります。それだけに、実際に見ると「思ったよりボロい…」となることも…

現車確認で見るべきポイント

現車確認の際は、以下の点をチェックするようにしました。

  • エンジンは一発でかかるか
  • アイドリングが安定しているか
  • 白煙や異音がないか
  • ブレーキやサスペンションの動きは自然か
  • ハンドルにガタつきがないか
  • 外装の劣化具合
  • 錆の量(フレーム・スポーク・マフラー・フロントフォーク)

特に 「オイル漏れ」「異音」 は修理代が高くつくため要注意です。
どれだけ外観がきれいでも、機械的な状態は一度見なければ判断できません。

錆の量も重要。特に、フロントフォークのインナーチューブの点錆が著しいと、フロントフォークのシールが傷つき、フロントフォークのオイル漏れの原因になります。

フロントフォークの交換には数万円かかりますので、状態はしっかりチェックしましょう。


納車前整備の内容を確認する|不透明な整備は後々トラブルの原因に

中古バイクは、新車と違って状態がさまざまです。
そのため、納車前にどの程度整備してくれるかで、バイクの寿命やトラブルの頻度が大きく変わります。

「整備付き」と書かれていても中身は店によって違う

ネットではよく
「整備付き」
「納車整備込み」
と記載がありますが、実際の作業内容は店ごとにバラバラです。

例えば、

  • オイル交換だけで「整備付き」とする店
  • 30項目以上の点検をしっかり行う店
    両方存在します。

この差は安全性にも乗り味にも直結します。

納車前整備で聞くべき内容

ショップに質問する際は、以下を確認してください。

  • どんな項目を整備するか
  • 消耗品(プラグ、オイル、フィルター、ブレーキパッド、チェーンなど)は交換されるか
  • タイヤの溝や製造年は問題ないか
  • バッテリーは新品にするのか
  • 不具合があった場合の対応

特に 消耗品をどこまで新品にするか は重要。
安い車両でも、納車時に消耗品をまとめて交換してくれる店なら、結果的に長く安心して乗れます。

逆に、整備内容を聞いても曖昧な店は要注意。
「どこまで整備してくれるのか」を明確に説明してくれる店の方が信頼できると思います。


③ アフターフォローの内容を確認する|購入後の安心感が全く違う

中古バイクは、どれだけ状態が良くても、乗り始めてから不具合が出る可能性があります。
だからこそ、購入後のアフターフォローがしっかりしている店を選ぶことが重要です。

アフターサービスの差は驚くほど大きい

バイクショップによって、アフターフォローの内容は本当に違います。

例:

  • 購入後1〜3ヶ月の無料保証あり
  • エンジン本体のみ保証
  • 電装系も保証
  • 工賃割引サービスあり
  • 定期点検を割安で受けられる
  • 逆に「一切保証なし」の店もある

保証があるだけでも安心感が全く違うため、購入前に必ず聞くべき項目だと思います。

確認すべきアフターフォロー内容

  • 保証期間と内容(どこまで保証される?)
  • 初回点検の有無
  • メンテナンスの相談はしやすいか
  • 車検やカスタムにも対応可能か
  • トラブル時にすぐ見てもらえるか

特に、街の個人店は「顔を覚えてもらえる」メリットがあり、細かな相談に乗ってもらえることが多いです。
購入後の安心感を重視するなら、アフターフォローがしっかりした店を選ぶことは絶対に外せません。


まとめ|中古バイク選びは“店選び”が9割

中古バイクは一台ごとに状態が違うため、
ただ安いだけで選ぶと後悔する可能性が高い買い物です。

そのために大事なのはこの3つ。

  1. 実車を見る
     →写真では分からない“本当の状態”を確認できる
  2. 納車前整備の内容を確認する
     →整備の質がバイクの寿命を左右する
  3. アフターフォローの内容を確認する
     →購入後の安心感と維持費が変わる

結局のところ、
中古バイク選びは「車両」ではなく「店」を選ぶ作業」 といっても過言ではありません。
信頼できるショップを選び、しっかりと状態を確認し、十分な整備とアフターフォローを受けられる環境で購入することで、バイクライフはより安心で楽しいものになります。

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